お散歩中に出会ったツルニチニチソウの魅力
今日は、津軽いろ葉の周辺をお散歩していたときに見つけた、薄紫色の可憐な花について書きたいと思います。道端でひっそり、けれども元気に咲いていたそのお花は「ツルニチニチソウ」。よく見ると、つやつやとした緑の葉の間から、小さな風車のような五枚花弁が顔をのぞかせていました。

このツルニチニチソウ、実はとても繁殖力の強い植物として知られていて、ひとたび地に根を張ると、あっという間に広がっていきます。そのため、ガーデニング好きの方からは「庭に植えると手に負えなくなる」と、ちょっと敬遠されがちな存在でもあります。
けれども、私は今日、そんなツルニチニチソウが道端に咲いているのを見て、なんともいえない健気さと可愛らしさに心が癒されました。そして調べてみると、このお花、ただの“強い雑草”ではなかったのです。
風水的には、とても縁起のいい植物
ツルニチニチソウは、風水の観点から見ると「悪い気を遠ざけ、良い気を招き入れる」力があるとされています。特に、ツルを伸ばしていく姿は「縁を広げる」「運を引き寄せる」という意味を持つのだそうです。また、濃い緑の葉と爽やかな紫のコントラストは、「調和と安定」を象徴するとされていて、家庭運や健康運を高める植物として紹介されていることもあります。
さらに、ツルニチニチソウの紫色は「高貴さ」や「知性」の象徴とされる色。春の光の中でひっそり咲くその姿は、華やかさよりも内に秘めた力強さを感じさせてくれます。人に見られようが見られまいが、自分らしく咲いて、つるりと伸びていく姿に、なんだか励まされるような気がするのです。
庭には向かない? それでも大事にしたい気持ち
確かに、繁殖力が強いという特性から、管理が難しいと言われることもあるツルニチニチソウですが、それもまた「生命力の証」。ひとつの鉢植えで育てて、定期的に剪定するようにすれば、十分にコントロールも可能です。なにより、その育ちやすさは、ガーデニング初心者にとっては大きな魅力でもあるはずです。
お散歩の途中でふと出会っただけの花なのに、こんなにいろいろと考えさせてくれるとは、自分でも少し驚いています。
花はただ、咲くだけでいい。咲いて、散って、また巡る。そのシンプルさが、いまの私にはとても心地よく感じられました。
皆さんももし、春の日差しの中でこの紫の小さな花を見かけたら、どうぞ足を止めて眺めてみてくださいね。ツルニチニチソウ、きっとあなたにも、小さな元気をくれるはずです。
投稿者プロフィール

- 青森県五所川原市相内で生まれ育ちました。大学進学を機に東京に出て、今は相内と東京を行き来しながら、仕事と子育てに追われる毎日を送っています。相内の自然や人のあたたかさ、東京の華やかで刺激的な世界、そのどちらも大好きです。そんな私だからこそできる「津軽の恵み」の届け方があると思い、このプロジェクトを立ち上げました。どうぞよろしくお願いします。
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