近くにクマが出没しました
そう、「アナグマ」でした。
アナグマ。あまりなじみがないかもしれませんが、英語では「Japanese badger」と呼ばれる動物で、タヌキに似たずんぐりした体に、鼻の長い顔。木登りもせず、森の地面をモソモソと歩き回っては、ミミズや根っこなどを食べる平和主義者です。
姿がクマっぽいわけではないのですが、ふと茂みから出てきて畑をうろついていたところを、見間違えて「クマだ!」と叫ばれてしまったというわけです。
ご本人(アナグマ)も驚いたようで、目が合った瞬間、「あ、ごめんなさい」とでも言いたげにすぐ退散。畑の大根は無事でした。
ということで、騒ぎの正体は“クマ”ではなく“アナグマ”でした。山里にはいろいろな生き物がいます。皆さんも、出会ったときはよく観察してから騒ぐようにしましょうね!
それにしても、アナグマが出るとは……。今度はちゃんと「アナグマが出ました」ってタイトルで書きます(笑)
投稿者プロフィール

- 青森県五所川原市相内で生まれ育ちました。大学進学を機に東京に出て、今は相内と東京を行き来しながら、仕事と子育てに追われる毎日を送っています。相内の自然や人のあたたかさ、東京の華やかで刺激的な世界、そのどちらも大好きです。そんな私だからこそできる「津軽の恵み」の届け方があると思い、このプロジェクトを立ち上げました。どうぞよろしくお願いします。
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